最終更新: 2026-10-13
国内最大級のグルメサイトを運営する株式会社ぐるなびが、2026年10月9日、ジビエに特化した特設サイト「ジビエJOURNEY」と公式Instagram(@gibierjourney)を開設した。コンセプトは「ひと口からはじまる、ジビエの旅。」。グルメ業界の大手企業がジビエ専門の情報発信に乗り出したこと自体が、業界にとって一つの節目といえる。
本記事では、ジビエJOURNEYの具体的な内容と、なぜ今この取り組みが始まったのかを、プレスリリースの情報に基づいて整理する。
ジビエJOURNEYの内容

ぐるなびのプレスリリースによると、ジビエJOURNEYは特設サイト(https://gibier-journey.jp/)と公式Instagramの2つで構成されている。
| 媒体 | 内容 |
|---|---|
| 特設サイト | 家庭で実践できるジビエレシピの紹介、猟師やシェフの知見・基礎知識を伝えるコラム記事、全国のジビエが食べられる飲食店・購入できる小売店の情報 |
| 公式Instagram(@gibierjourney) | ジビエ料理の動画・画像配信、家庭での調理シーンの紹介、インフルエンサーとのコラボレーション企画 |
ぐるなびはこの取り組みの目的を、消費者が抱える「ジビエがどこで食べられるかわからない」「調理方法がわからない」という2つの課題を解消し、ジビエを特別なものではなく日常食として広めることだと説明している。
なぜ今、ジビエ専門サイトなのか

農林水産省の令和5年度調査によれば、日本のジビエ販売額は54億円に達し、2016年比で約1.8倍に成長している。市場そのものは拡大しているが、「ジビエとは何かは知っているが、実際に食べたことはない」という層が多いことは、本サイトでもジビエとは?で解説してきた課題と一致する。
つまりジビエJOURNEYが掲げる「どこで食べられるかわからない」という課題は、業界側も以前から認識していたものだ。違いは、国内最大級のグルメサイトを運営する企業が、自社の集客力を使ってこの課題に正面から取り組み始めた点にある。個々の飲食店や自治体がそれぞれ情報発信するのではなく、ジビエという食材カテゴリ全体の認知向上を目的とした専門メディアが大手事業者の手で作られたのは、業界内でも新しい動きだ。
猟師・ジビエ業界関係者にとっての意味

ジビエJOURNEYは消費者向けのメディアだが、猟師やジビエ事業者にとっても無関係ではない。これまで個々の飲食店や処理施設が自力で発信するしかなかった「ジビエの魅力」が、大手プラットフォームを通じて多くの消費者に届く入口が一つ増えたことになる。コラム記事では「猟師やシェフの知見」も発信されるとされており、現場の声が今後どのように取り上げられるかは注目に値する。
ジビエを扱う飲食店や通販サイトを探している読者は、ジビエの肉販売店ガイドや東京のジビエ料理店まとめもあわせて参考にしてほしい。ジビエ業界全体の統計データは「狩猟・ジビエ業界の統計まとめ」で定期更新している。
まとめ
- ぐるなびが2026年10月9日、ジビエ専門の特設サイト「ジビエJOURNEY」と公式Instagramを開設した
- 内容はレシピ・コラム・飲食店・購入先情報の4つが中心で、「どこで食べられるかわからない」「調理方法がわからない」という消費者の課題解消を目的としている
- ジビエ市場は2016年比で約1.8倍(農林水産省令和5年度調査)に成長しているが、認知と実際の消費行動には依然としてギャップがある
- 大手グルメサイト運営企業がジビエ専門メディアを立ち上げたことは、業界の認知拡大にとって新しい動きといえる
参考情報
- 株式会社ぐるなび「ジビエの魅力を発信する特設サイト&公式Instagram『ジビエJOURNEY』を開設!」(プレスリリース、2026年10月9日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001678.000001511.html
- 農林水産省「野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)」

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