東京でジビエが食べられるおすすめ店|エリア別完全ガイド【2026年版】

東京でジビエが食べられるおすすめ店|エリア別完全ガイド【2026年版】 ジビエ料理

最終更新: 2026-09-07

東京でジビエ料理を楽しみたいと思っても、「どこに行けばいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。シカ・イノシシ・クマ・エゾシカなど、野生鳥獣の恵みを生かしたジビエ料理は、全国のレストランで提供されるようになりました。農林水産省の令和5年度統計によれば、ジビエ販売額は約54億円(e-Stat 統計表ID: 0002119974)、そのうち外食産業向けが全体の27.7%(約40.6万kg・e-Stat 統計表ID: 0002119996)を占めており、飲食店でのジビエ消費は着実に拡大しています。

東京は日本最大の飲食市場であり、ジビエ専門店から居酒屋系まで多彩なスタイルで野生鳥獣の料理が楽しめる街です。本記事では、エリア別に東京のジビエおすすめ店を徹底ガイドします。

東京のジビエ事情|なぜ今、注目されているのか

東京でジビエ料理が広まった背景には、複数の要因があります。

まず農業被害の深刻化です。農林水産省の令和4年度統計では、野生鳥獣による農業被害額が全国で156億円に上っています。シカ・イノシシの捕獲数が増加するにつれ、食肉として活用する「ジビエ利活用」が全国の食肉処理施設で拡大しました。農林水産省の令和5年度野生鳥獣資源利用実態調査(e-Stat 統計表ID: 0002119971)によれば、食肉処理施設への搬入量は計7,072トン、シカが5,605トン(79.3%)、イノシシが1,467トン(20.7%)となっています。

次にグルメ志向の変化です。「地産地消」「食の安全・安心」への関心が高まる中、野生下で育った動物の肉は、抗生物質や添加飼料を使わない「究極の天然素材」として高い評価を受けるようになりました。フランス料理では古くから「グラン・ジビエ」として最高峰食材とされてきた野生鳥獣が、日本でも専門シェフの手で精巧な料理に仕上げられています。

そして東京の飲食文化の多様性です。ミシュラン掲載店から庶民的な居酒屋まで、幅広いスタイルの飲食店が集まる東京では、ジビエもフレンチのコース料理からカジュアルな焼き肉スタイルまで、多彩な業態で提供されています。地方で捕獲されたエゾシカや本州のイノシシが、東京の腕利きシェフの手で洗練された料理へと変わる——そんな食体験が、東京ならではのジビエ文化を形成しています。

東京ジビエ店エリア別ガイド

東京のジビエを楽しめる主なエリアをご紹介します。それぞれの街の特色と、地元ならではのジビエ文化に注目してください。

八丁堀・日本橋エリア

八丁堀は江戸時代に与力・同心の組屋敷が立ち並んだ「旦那の街」として知られるエリアです。現代においてもビジネス街として栄え、落ち着いた大人の食文化が根付いています。

「焼ジビエ 罠 八丁堀」は八丁堀駅から徒歩2分の好立地にある専門店で、鹿・猪・雉・猪豚・兎・うずらといった多彩なジビエを炭火で焼き上げるスタイルが人気です。提携猟師から直送される新鮮な食材を使い、宴会コースは5,390円〜6,490円と手頃な価格帯。全国ジビエフェア認定店としても知られており、クオリティと価格のバランスが高く評価されています。

詳細については「東京・八丁堀でジビエを食べるならここ|おすすめ店と旦那の街フレーム」もご参照ください。

新宿エリア

世界一の乗降客数を誇るターミナル駅として知られる新宿。繁華街の規模は国内随一であり、ジビエを扱う店も複数あります。

「俺の割烹 炉ばた 新宿(旧:炉とマタギ)」は歌舞伎町1-6-3 石塚ビル6Fに位置し、17〜23時(土日祝は15時〜)営業のジビエ居酒屋です。炉端焼きスタイルで野生鳥獣を豪快に提供し、北海道直送のエゾシカや本州のイノシシを味わえます。愛媛産イノシシのローストを提供する「タント ドマーニ」(西新宿6-5-1 新宿アイランドタワーB1F)も、ランチ・ディナーともにジビエ好きに知られた存在です。

新宿エリアのジビエ情報は「新宿でジビエが食べられる店を完全ガイド」で詳しくご紹介しています。

浅草エリア

浅草は台東区の観光拠点であり、令和6年の観光客数は4,121万人、外国人観光客は640万人(前年比45%増)と国際色豊かな街です。下町文化と先鋭的な食文化が共存するこのエリアにも、ジビエの名店が存在します。

「あまからくまから浅草店」(台東区浅草1-20-5)は2024年秋にリニューアルした店舗で、えぞ鹿ランプが3,300円、穴熊すき焼きが7,800円と希少なジビエを手の届く価格で提供。炭焼き料理「櫻田」(雷門通り)や47年の老舗「若鹿」(鹿しゃぶが名物)も浅草を代表するジビエ店として知られています。

浅草エリアの詳細は「浅草でジビエを楽しむ!おすすめ店と下町ジビエ文化」をご覧ください。

池袋エリア

JR池袋駅の1日乗降客数は55万人(2023年度)を超える巨大ターミナル。東口・西口ともに飲食街が発展しており、ジビエ居酒屋も複数営業しています。

「池袋寅箱」(豊島区池袋2-69-3 メゾン玉城1F)は月〜土17時〜翌0時、日祝17時〜23時の営業で、ハンター直送のジビエを揃えた人気店(食べログ3.53)。「酒場がぶ池袋店」(西池袋3-31-10 B1・平日17〜24時・土日祝16〜24時)や「和ガリゴ寅池袋西口」(17時〜翌2時、毎日営業)も気軽に訪れやすい業態として知られています。ホテルメトロポリタン内の「キュイジーヌエスト」では、ホテルならではの格式ある調理でジビエを提供しています。

池袋の詳細は「池袋のジビエおすすめ店ガイド|気軽に楽しめる居酒屋から高級店まで」でご確認ください。

錦糸町エリア

墨田区の錦糸町は下町の風情が残りながら、JR・東京メトロが乗り入れるアクセス良好なエリア。ジビエ専門店「マタギ東京」(墨田区江東橋2-10-6・03-6885-5723・水曜定休)は全国ジビエフェア認定店として知られ、北海道からエゾシカ・ヒグマを直送する本格ジビエを提供しています。

高田馬場・水道橋エリア

「米とサーカス」は高田馬場に本店を持つジビエ居酒屋の代表格で、ランチ1,500円〜ディナー4,000円と幅広い価格帯でジビエを提供しています。ワニやカンガルーなど珍しい食材も揃え、ジビエ入門者にも楽しみやすい業態です。水道橋エリアの「SHIORI」はジビエ食べ放題を提供するユニークな店舗として知られています。

立川エリア

立川市は奥多摩へのアクセス拠点(青梅線で約60分)であり、東京都のツキノワグマ約160頭(東京都環境局推計)が生息する山岳地帯への玄関口でもあります。「洋風小料理屋 モリノナカ」(立川市錦町1-5-6 サンパークビル106・042-518-9855・日曜休)はソムリエ厳選200種類のワインと全国直送ジビエを組み合わせた唯一無二のスタイルで人気を集めています。

立川エリアの詳細は「立川のジビエおすすめ店|奥多摩の玄関口で野生の味を楽しむ」をご覧ください。

東京のジビエ店比較|エリア別早見表

東京のジビエを楽しめる主要店舗をエリア別にまとめました。

エリア 店舗名 スタイル 価格帯 特色
八丁堀 焼ジビエ 罠 八丁堀 炭火焼き専門 5,390〜6,490円(コース) 全国ジビエフェア認定・猟師直送
新宿 俺の割烹 炉ばた 新宿 炉端焼き居酒屋 3,000〜6,000円 北海道直送エゾシカ
浅草 あまからくまから浅草店 ジビエ居酒屋 3,000〜8,000円 えぞ鹿ランプ・穴熊すき焼き
池袋 池袋寅箱 ジビエ居酒屋 3,000〜5,000円 ハンター直送・食べログ3.53
錦糸町 マタギ東京 ジビエ専門 4,000〜8,000円 ヒグマ直送・認定店
高田馬場 米とサーカス カジュアルジビエ 1,500〜4,000円 珍獣あり・初心者向け
水道橋 SHIORI ジビエ食べ放題 4,880円/3h(コンボ) コンボ食べ放題業態
立川 洋風小料理屋 モリノナカ ジビエ×ワイン 5,000〜8,000円 ソムリエ厳選ワイン200種
池袋 キュイジーヌエスト ホテルレストラン 8,000〜15,000円 ホテルメトロポリタン内

ジビエ食べ放題を楽しみたい方には「東京でジビエ食べ放題が楽しめる店まとめ」もご参照ください。

東京で楽しめるジビエ食材の基礎知識

東京のジビエ店で提供される主な食材と、その特性を押さえておきましょう。

食材 産地(主要) 旬の時期 味の特徴 料理スタイル
エゾシカ 北海道 11月〜2月(猟期) 赤身でクセが少ない、牛肉に近い風味 ロースト・タタキ・すき焼き
本州シカ 長野・岐阜・島根など 11月〜2月 やや野趣あり、地域差大きい 煮込み・焼き・ジビエカレー
イノシシ 兵庫・鹿児島・静岡など 11月〜2月 濃厚な旨み、脂肪の甘みが特徴 ぼたん鍋・ローストポーク風
クマ 北海道・東北 春・秋(猟期による) 強い風味、旨みが濃密 煮込み・ジビエ鍋
エゾライチョウ 北海道 冬季 繊細な風味、希少性高い コース前菜・ロティ
全国各地 11月〜2月 独特の甘みと風味 ロースト・鴨鍋

農林水産省の令和5年度データによれば、鹿肉の食肉処理施設への搬入割合はシカが79.3%(5,605トン)と全体の大部分を占めており、東京のジビエ店でも最も提供頻度の高い食材です(出典: e-Stat 統計表ID: 0002119971)。

鹿肉の栄養価は非常に優れており、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」によれば、鹿肉(赤肉・生)100gあたりたんぱく質23.9g・脂質1.1gと、牛肉や豚肉と比較して高タンパク・低脂質です。詳細は「鹿肉の栄養価を徹底解説|牛・豚との比較と調理のポイント」をご参照ください。

東京でジビエを楽しむためのポイント

予約は必須、特に専門店は早めに

東京のジビエ専門店は席数が少なく、週末は数週間前から予約が埋まるケースも珍しくありません。特にコース料理を提供する店舗では、食材の仕入れの都合上、前日以降の飛び込み予約が難しい場合があります。公式サイトや食べログ・一休.comの予約機能を活用し、余裕を持って予約することをおすすめします。

猟期と食材の関係を知っておく

日本の狩猟解禁期間は原則として11月15日〜2月15日です(都道府県によって異なる)。この時期に捕獲されたジビエは冷凍または冷蔵で年間を通して流通しますが、旬の新鮮なジビエが最も楽しめるのは冬季(11月後半〜2月)です。9月現在は冷凍品が中心になりますが、北海道では8〜9月のエゾシカ有害駆除個体が「夏ジビエ」として流通することがあります。

価格帯と提供スタイルの多様性を活用する

東京のジビエ店は、コース料理(10,000円以上)から居酒屋スタイル(3,000〜5,000円)、さらには食べ放題(4,000〜5,500円)まで、多様な価格帯と提供スタイルがあります。初めてジビエに挑戦する方は、米とサーカスや焼ジビエ 罠のような比較的手頃な居酒屋系から試してみるのがおすすめです。

国産ジビエ認証制度を活用する

農林水産省は2018年に「国産ジビエ認証制度」を創設しました。認証を受けた食肉処理施設が処理した食肉には「国産ジビエ認証マーク」が付与されており、衛生管理基準を満たした安全なジビエであることが保証されます。東京の良質なジビエ店では、認証マーク取得施設からの仕入れを行っていることが多く、安心の目安になります。

よくある質問

Q1: 東京でジビエを食べられる店はどのエリアに多いですか?

新宿・池袋・浅草・八丁堀・錦糸町など、繁華街や観光地周辺に多く集まっています。居酒屋系は比較的アクセスしやすいエリアに多く、コース料理の専門店は都心部(銀座・六本木・人形町等)に点在しています。

Q2: ジビエは怖くて食べたことがないのですが、どんな味がしますか?

鹿肉はクセが少なく、牛赤身肉に近い風味でジビエ初心者でも食べやすい食材です。イノシシはスペアリブや豚バラに近い濃厚な旨みがあります。まずは米とサーカスや焼ジビエ 罠のように、焼き肉・炭火焼きスタイルの店から試してみることをおすすめします。

Q3: ジビエに食中毒のリスクはありますか?

生食は絶対に避けてください。農林水産省のガイドラインでは、ジビエは中心温度75℃1分以上の加熱が必須とされています。東京の正規ジビエ店は全て加熱調理を徹底しており、適切に調理されたジビエは安全に食べられます。

Q4: ジビエは体に良いですか?

鹿肉は高タンパク(23.9g/100g)・低脂質(1.1g/100g)で、鉄分(3.9mg/100g)も豊富な健康食材です(文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」より)。一般的な牛肉や豚肉と比較してヘルシーな食材ですが、食べすぎは他の肉類と同様にカロリー過多になる場合があります。

Q5: ジビエは年中食べられますか?

東京では年中食べることができます。冬季(11月〜2月)の猟期に捕獲・冷凍されたジビエが通年流通しているためです。ただし、新鮮なジビエが最も楽しめるのは猟期中の冬季です。

Q6: 子どもと一緒にジビエを食べに行けますか?

居酒屋系の店舗では年齢制限がある場合があります。ファミリー向けに対応している店舗もありますので、予約時に確認することをおすすめします。コース料理の専門店では子ども連れを断る場合もあります。

Q7: 東京でジビエを購入して自宅で調理することはできますか?

オンライン通販でジビエを購入することができます。農林水産省の国産ジビエ認証を受けた施設から販売されている商品を選ぶと安心です。詳しくは「[ジビエの通販おすすめランキング|購入時のポイントも解説](/uncategorized/gibier-tsuhan-osusume-ranking/)」をご参照ください。

まとめ

東京のジビエシーンは、専門店から居酒屋まで多彩なスタイルで野生鳥獣料理を楽しめる、日本最大のジビエ外食市場です。農林水産省の統計では、ジビエの外食産業向け販売量は全体の27.7%(約40.6万kg)を占めており(e-Stat 統計表ID: 0002119996)、その多くが東京・大阪などの大都市圏で消費されています。

エリア別に特色が異なる東京のジビエ店を、目的やシーンに合わせて選んでみてください。

  • 初めてジビエに挑戦する方: 米とサーカス(高田馬場)・焼ジビエ 罠(八丁堀)
  • カジュアルに居酒屋感覚で: 池袋寅箱・あまからくまから(浅草)
  • 食べ放題でたっぷり楽しむ: SHIORI(水道橋)
  • ワインとのペアリングを楽しむ: 洋風小料理屋 モリノナカ(立川)
  • 希少な北海道ジビエを本格的に: マタギ東京(錦糸町)

猟師が命がけで捕獲した野生鳥獣の恵みを、東京の名店で味わってみてください。

参考情報

  • 農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)e-Stat 統計表ID: 0002119971(搬入重量)
  • 農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)e-Stat 統計表ID: 0002119974(販売金額)
  • 農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)e-Stat 統計表ID: 0002119996(販売先別販売数量)
  • 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」
  • 農林水産省 野生鳥獣による農業被害の状況(令和4年度)
  • 農林水産省「国産ジビエ認証制度」(2018年創設)



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