今週の狩猟・ジビエニュースまとめ【6/1–6/7】

今週の狩猟・ジビエニュースまとめ【6/1--6/7】 未分類

最終更新: 2026-06-07

2026年6月第1週は、北海道で「ガバメントハンター」制度の本格始動が最大の話題となった。全国的にクマの出没件数が高止まりするなか、各自治体が独自の対策を打ち出す動きが加速している。ジビエ市場ではダチョウ肉という新たな食材が注目を集め、福島県では狩猟の魅力を伝える大型イベントも開催された。今週の主要ニュースをカテゴリ別に整理してお届けする。

狩猟行政・法改正

北海道が「ガバメントハンター」を初の正式採用

北海道は2026年6月、道庁として初めて「ガバメントハンター」を非常勤職員として正式に採用した。選ばれたのは狩猟歴42年のベテランハンターで、ヒグマの駆除対応や次世代ハンターの人材育成が主な任務となる。本人は「今までの経験を生かして道民の皆さんの安心安全に少しでも役に立ちたい」と意気込みを語っている。道は今後さらに2名の追加採用を予定しており、行政直轄のクマ対策体制を強化していく方針だ。(情報元:Yahoo!ニュース / 日テレNEWS NNN)

北斗市でも市として初のガバメントハンター採用が決定した。ヒグマの出没が急増する同市では、初動対応の迅速化が急務となっていた。従来の猟友会への委託方式とは異なり、行政機関がハンターを直接雇用するこの仕組みは、全国の自治体にとってのモデルケースとなる可能性がある。(情報元:北海道新聞デジタル / 函館新聞デジタル)

熊猟師の年収や収入源に関心が高まるなか、行政職としてのハンターという新たなキャリアパスが生まれたことは、業界にとって大きな転換点だ。

獣害対策

山形・新庄市で鳥獣ハンターが地域おこし協力隊に就任

山形県新庄市が、鳥獣ハンターの男性を地域おこし協力隊員として受け入れた。自治体と猟友会をつなぐ橋渡し役としての活躍が期待されている。猟友会の高齢化や担い手不足が深刻な地域では、協力隊制度を活用した人材確保が有効な解決策となり得る。クマ問題への新たなアプローチとして、今後の成果に注目したい。(情報元:TBS NEWS DIG)

猟師の求人に未経験で応募する方法を調べている方にとって、こうした自治体連携の採用ルートは見逃せない選択肢だ。

弘前市がクマ対応の緊急銃猟訓練を実施

青森県弘前市では、市街地でのクマ出没を想定した緊急銃猟の実地訓練が行われた。発砲に至るまでの手順を関係者全員で確認する内容で、参加者からは「訓練を積み重ねて、あらゆる場面で協力しながら対応できれば」との声が上がった。住民の安全を確保しながら市街地で銃猟を行うには、平時からの準備と関係機関の連携が不可欠であり、こうした訓練の重要性が改めて示された。(情報元:TBS NEWS DIG)

クマに襲われたハンターが当時の心境を証言

岩手県では、過去にクマに襲われた経験を持つハンターがテレビ取材に応じ、遭遇時の恐怖や判断について率直に語った。本州のツキノワグマによる人身事故も後を絶たない現状で、現場の危険性をリアルに伝える貴重な証言として反響を呼んでいる。(情報元:テレビ岩手)

シカ被害の防止策に関する懇親会が開催

シカによる農林業被害の深刻化を受け、「シカ被害を防ぐには」をテーマにした懇親会が開催された。有害鳥獣駆除の報奨金制度の拡充や、防除設備の効果的な設置方法など、現場レベルでの具体的な対策が議論された。(情報元:公明党)

今週の獣害関連ニュース一覧

日付 地域 内容 情報元
6/1 山形県新庄市 鳥獣ハンターが地域おこし協力隊に就任 TBS NEWS DIG
6/1 青森県弘前市 市街地での緊急銃猟訓練を実施 TBS NEWS DIG
6/2 岩手県 クマに襲われたハンターが体験を証言 テレビ岩手
6/4 全国 シカ被害防止策に関する懇親会を開催 公明党

ジビエ市場・新店

ダチョウ肉が「新定番」として市場に浮上

物価高が続くなか、比較的安価に安定供給が可能なダチョウ肉を新たな定番食材として普及させる取り組みが報じられた。ダチョウ肉は高タンパク・低脂肪で、ヘルシー志向の消費者にも訴求力がある。従来のジビエの種類である鹿肉や猪肉に加え、選択肢が広がることでジビエ市場全体の活性化につながる可能性がある。(情報元:ニコニコニュース)

飼育型の食肉であるダチョウ肉は厳密にはジビエとは異なるが、「普段食べない珍しい肉」というカテゴリで消費者の関心が重なる分野だ。ジビエ市場の裾野を広げる存在として、今後の動向を注視したい。

業界トレンド

福島県で「ふくしま狩猟ワールド」が3会場で開催

福島県内3会場で体験型イベント「ふくしま狩猟ワールド」が開催された。狩猟の魅力を幅広い層に伝えることを目的とし、猟具の展示や狩猟免許の取得を促す啓発ブースが設けられた。狩猟者の減少傾向に歯止めをかけたい行政と、新たに狩猟の世界に足を踏み入れたい若年層を結ぶ場として機能している。(情報元:福島民友新聞社)

北大狩猟同好会「カリブ」の活動に注目が集まる

北海道大学の狩猟同好会「カリブ」の活動を紹介する記事が公開された。大学生が狩猟を通じて森と人の関係を考える取り組みは、若い世代への狩猟文化の継承という観点で注目に値する。猟友会の平均年齢が上昇し続けるなか、学生レベルから狩猟に触れる動きは業界の将来にとって希望の光だ。(情報元:北海道大学新聞)

プロハンター密着取材で見える狩猟の最前線

北海道のベテランプロハンターに密着した取材記事が週刊プレイボーイから公開された。冬眠明けのヒグマを追う「春の熊撃ち」に同行し、現場がもつ緊張感と技術の奥深さを克明に伝えている。猟師として稼げるのかという問いに関心を持つ読者にとって、プロの実態を知ることができる貴重なルポルタージュだ。(情報元:週プレNEWS)

まとめ

今週最大の注目は、北海道における「ガバメントハンター」制度の本格始動だ。行政がハンターを直接雇用するこの仕組みは、従来の猟友会委託モデルに代わる新たな選択肢として、全国の自治体に波及する可能性がある。山形県新庄市の地域おこし協力隊活用と合わせ、「行政×ハンター」の連携強化が今週のキーワードだった。

獣害対策の分野では、弘前市の緊急銃猟訓練やシカ被害に関する議論など、現場の対応力を高める動きが各地で続いている。ジビエ市場ではダチョウ肉という新たなプレーヤーが登場し、市場の多様化が進みつつある。

来週は夏場に向けた各地の獣害対策の動向や、狩猟免許講習会の開催情報に注目したい。猟人では引き続き、狩猟・ジビエ業界の最新ニュースをお届けしていく。

参考記事

  • Yahoo!ニュース「『ガバメントハンター』北海道が初採用」(2026年6月1日)
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  • 日テレNEWS NNN「道がガバメントハンター採用」(2026年6月1日)
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  • 北海道新聞デジタル「北斗市初の『ガバメントハンター』に吉田さん」(2026年6月1日)
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  • 函館新聞デジタル「ガバメントハンター初採用 北海道北斗市」(2026年6月2日)
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  • TBS NEWS DIG「クマ問題に立ち向かう新たな助っ人!山形・新庄市」(2026年6月1日)
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  • TBS NEWS DIG「弘前市が緊急銃猟を想定した訓練を実施」(2026年6月1日)
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  • テレビ岩手「クマに襲われたハンター 心境語る」(2026年6月2日)
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  • 公明党「AS懇親会『シカ被害を防ぐには』」(2026年6月4日)
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  • ニコニコニュース「ダチョウ肉を身近な『新定番』へ」(2026年6月4日)
Before you continue
  • 福島民友新聞社「狩猟の魅力ぎゅっと…ふくしま狩猟ワールド」(2026年6月1日)
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  • 北海道大学新聞「森と人とをつなぐ場所~北大狩猟同好会カリブ~」(2026年6月4日)
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  • 週プレNEWS「北海道のすご腕プロハンターと歩いて見えた狩猟のリアル」(2026年6月6日)
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