今週の狩猟・ジビエニュースまとめ【10/19–10/25】

今週の狩猟・ジビエニュースまとめ【10/19--10/25】 未分類

最終更新: 2026-10-25

10月第4週(2026年10月19日〜10月25日)は、制度の具体化が目立った一週間だった。8月に方針が報じられていた東京都のクマ狩猟解禁は猟期の詳細が明らかになり、新潟・長野では緊急銃猟の自治体ごとの体制づくりが報じられた。愛知県の密猟事件では再逮捕という新たな動きがあり、香川県や静岡県では捕獲者向けの講習会が開かれている。今週も注目ニュースをカテゴリー別にお届けする。

狩猟行政・法改正ニュース

東京都のクマ狩猟解禁、猟期は11月〜2月の4カ月に

東京都が検討してきたツキノワグマの狩猟解禁について、東京新聞などの報道で猟期の詳細が明らかになった。狩猟期間は11月から2月の4カ月間、2027年度の捕獲数の目安は年間34頭とされる。都内では2008年以降ツキノワグマの狩猟を禁止してきたが、約20年ぶりの解禁となる。絶滅危惧種に指定されている一方で目撃例が増えていることが背景にあり、この方針の全体像とハンターへの影響は本サイトの東京都でツキノワグマ狩猟が約20年ぶり解禁へ|2027年度から多摩地域で始まる新たなクマ管理の全貌で詳しく解説している(情報元:東京新聞)。

緊急銃猟の体制づくり、新潟・胎内市と長野・大町市の違い

NHKの報道によると、クマの出没が相次ぐ中、2025年から市町村の判断で発砲できる「緊急銃猟」の運用が各地で始まっているが、発砲の可否を迅速に判断する体制は自治体ごとに異なる。新潟県胎内市と長野県大町市、2つの自治体がどのような備えをしているかは、本サイトの緊急銃猟の体制はどう作る?新潟・胎内市と長野・大町市の備えを比較で比較している(情報元:NHKニュース)。

愛知県春日井市の密猟事件、無許可食品処理の疑いで再逮捕

本サイトでも10月に取り上げた愛知県春日井市の密猟事件で、新たな動きが報じられた。ニホンジカの密猟容疑で9月に逮捕されたベトナム国籍の男が、販売目的でイノシシを無許可で解体したとして10月14日に再逮捕された。密猟そのものに加えて、無許可の食肉処理も別途罪に問われる可能性があることを示す事例といえる。密猟と合法な狩猟の違い、該当する罰則の詳細は本サイトの密猟とは?合法な狩猟との違いと罰則を実際の事件から解説で整理している(情報元:Yahoo!ニュース/dメニューニュース)。

獣害対策ニュース

静岡県河津町、新人猟師向けのくくりわな講習会

静岡県河津町で、狩猟免許を取得したばかりの新人猟師など12人を対象にしたくくりわなの講習会が開かれた。山林協会と県が毎年開催しているもので、わなの仕組みや設置場所の選び方、動物の習性に合わせた仕掛け方などを学ぶ内容だった。参加者からは「地域としても被害が大きく出ているので、何か力になりたい」「免許を取っても何から始めて良いかわからなかったが1歩前進できた」という声が上がったという。静岡県内ではシカ・イノシシの狩猟が11月1日に解禁される(情報元:Yahoo!ニュース/テレビ静岡ニュース)。

香川県、自家消費向けイノシシ解体技術講習会を開催へ

香川県は2026年12月、猟銃免許を持つ人を対象に「自家消費のためのイノシシ捕獲個体解体技術講習会」を開く。自分や家族で食べる自家消費目的の解体には食品衛生法上の営業許可は不要だが、安全に解体する技術は別問題だ。許可が不要な場合でもなぜ講習を受ける意味があるのかは、本サイトの自家消費向け解体講習とは|許可は不要でも技術が必要な理由で解説している(情報元:dメニューニュース)。

業界トレンドニュース

大分県中津市の22歳女性、ジビエ加工の取り組みで「MIRAI CREATOR’Z 2026」最高位

大分県中津市耶馬渓町の江渕麗葉さん(22)が、自ら狩猟・解体したシカやイノシシの背骨・首の骨・内臓などを加工し、犬や猫、爬虫類向けのペットフードとしてインターネットで販売する取り組みが評価され、一般社団法人日本若者キャリア支援協会主催「MIRAI CREATOR’Z 2026」で約1,500人の中から選ばれた最高位の10人の一人に選出された。これまで廃棄されていた部位を資源化する発想は、女性猟師が増えている背景とも重なる。女性ならではの視点や始め方については本サイトの女性猟師が増えている理由とは?狩りガールの実態と始め方で解説している(情報元:Yahoo!ニュース/読売新聞オンライン)。

松田町「ハンター塾」、第2回を10月24日に開催

神奈川県松田町鳥獣被害防止対策推進協議会が主催する「ハンター塾」の第2回が10月24日に開催された。初回の10月17日に続く2回目の開催で、わな猟体験やシカの解体、ジビエ肉の試食を通じて狩猟の実践経験を補う内容が続けられている。ハンター塾がどのような層を対象にした仕組みなのかは、本サイトのハンター塾とは?免許取得後の実践デビューを支える仕組みで解説している(情報元:カナロコ)。

今週のニュースまとめ

カテゴリー トピック 地域 注目度
狩猟行政・法改正 クマ狩猟解禁の猟期が11月〜2月に確定、捕獲目安34頭 東京都 高
狩猟行政・法改正 緊急銃猟の体制づくり、胎内市と大町市の違い 新潟県・長野県 中
狩猟行政・法改正 密猟事件で無許可食品処理の疑いで再逮捕 愛知県春日井市 中
獣害対策 新人猟師向けくくりわな講習会に12人参加 静岡県河津町 中
獣害対策 自家消費向けイノシシ解体技術講習会を12月開催へ 香川県 中
業界トレンド 22歳女性のジビエ加工がキャリア表彰で最高位 大分県中津市 中
業界トレンド 「ハンター塾」第2回を開催 神奈川県松田町 低

まとめ

今週は、8月に報じられた東京都のクマ狩猟解禁方針に猟期という具体的な制度の形が加わり、新潟・長野では緊急銃猟の自治体ごとの体制の違いが見えてきた。密猟事件では再逮捕という新しい動きがあり、密猟が単独の罪で終わらない可能性を示している。一方で、香川県や静岡県の講習会、大分県中津市の22歳女性の表彰、松田町のハンター塾継続開催など、現場の担い手を育てる取り組みも各地で進んでいる。来週も制度と現場の両面を追いかけていきたい。

参考記事


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