エアライフル猟の始め方|免許・費用・銃の選び方を初心者向けに解説

エアライフル猟の始め方|免許・費用・銃の選び方を初心者向けに解説 狩猟入門

最終更新: 2026-04-28

散弾銃と比べて反動が少なく、弾代も安い。さらに射撃教習が不要で手続きのハードルも低い。そんな理由から、エアライフル(空気銃)で狩猟デビューする人が増えています。

「エアライフルで狩猟を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「散弾銃とどちらを選ぶべきか迷っている」という声はよく聞かれます。銃砲所持許可、狩猟免許、銃の購入と、やるべきことが多く見えるため尻込みしてしまう方も少なくありません。

この記事では、エアライフル猟を始めるために必要な手続きを5ステップで整理し、費用の内訳、銃の種類と選び方、散弾銃猟との具体的な違いまで徹底解説します。まずエアライフル猟の全体像をつかみ、次に手続きの流れ、費用、銃選び、そして実際に猟に出るまでのコツをお伝えします。

  1. エアライフル猟とは?始める前に知っておくこと
  2. エアライフルの種類と選び方|狩猟用はプレチャージ式一択?
    1. 口径の選び方
    2. 銃の価格帯と人気メーカー
  3. エアライフル猟を始めるまでの手順【5ステップ】
    1. Step 1: 猟銃等講習会(初心者講習)を受講する
    2. Step 2: 銃砲所持許可を申請する
    3. Step 3: 銃を購入し、確認を受ける
    4. Step 4: 第二種銃猟免許を取得する
    5. Step 5: 狩猟者登録をして猟に出る
  4. 費用・コストの内訳|エアライフル猟はいくらで始められる?
    1. ランニングコスト(年間維持費)
  5. 散弾銃猟との違い|エアライフルを選ぶメリットと注意点
    1. エアライフルを選ぶメリット
    2. エアライフルの注意点
    3. キャリアパスとしてのエアライフル猟
  6. 失敗しないためのコツ・注意点
  7. 実際にエアライフル猟を始めてみると…
  8. エアライフル猟に関するよくある質問
    1. Q1: エアライフル猟に狩猟免許は必要ですか?
    2. Q2: エアライフルの所持に年齢制限はありますか?
    3. Q3: 散弾銃とエアライフルの両方を持つことはできますか?
    4. Q4: エアライフル猟でシカやイノシシは獲れますか?
    5. Q5: エアライフルの射撃練習はどこでできますか?
    6. Q6: 中古のエアライフルを購入しても問題ありませんか?
    7. Q7: 2026年の銃刀法改正はエアライフルに影響しますか?
  9. まとめ:エアライフル猟の始め方のポイント
  10. 参考情報

エアライフル猟とは?始める前に知っておくこと

エアライフル(空気銃)とは、圧縮した空気や気体の力で弾(ペレット)を発射する銃です。火薬を使う散弾銃やライフル銃とは異なり、発射音が小さく反動もほとんどありません。日本の法律では、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)の規制対象となる空気銃は「弾丸の運動エネルギーが20ジュール以上のもの」とされており、所持するには都道府県公安委員会の銃砲所持許可が必要です。

項目 内容
正式名称 空気銃(銃刀法上の分類)
動力 圧縮空気・圧縮ガス
主な猟の対象 カモ類、キジ、ヒヨドリ、カラス、キジバトなどの鳥類
必要な免許 第二種銃猟免許 + 銃砲所持許可
射撃教習 不要(散弾銃は必要)
初期費用の目安 約35万〜55万円(銃本体+付属品+手続き費用)
所持許可の更新 3年ごと

エアライフル猟で捕獲できるのは、鳥獣保護管理法で定められた狩猟鳥獣46種のうち、主に鳥類が中心です。カモ類(マガモ、カルガモなど)やキジ、ヒヨドリ、ムクドリなどが代表的なターゲットになります。また、くくり罠や箱罠にかかったシカやイノシシの止め刺しに使われるケースもあります。

散弾銃のように射撃教習を受ける必要がないため、銃を使った狩猟の入口としてエアライフルを選ぶ人は多くいます。狩猟の始め方を基礎から知りたい方はこちらの入門ガイドも参考にしてください。

エアライフルの種類と選び方|狩猟用はプレチャージ式一択?

狩猟で使うエアライフルを選ぶにあたり、まず知っておくべきなのが動力方式の違いです。エアライフルには大きく4つの方式がありますが、狩猟で実用的に使われるのは主にプレチャージ式とスプリング式の2種類です。

方式 仕組み 威力 連射性 価格帯(新銃) 狩猟への適性
プレチャージ式(PCP) 外部からタンクに圧縮空気を充填し、小出しにして発射 高い 連射可能(マルチショット対応機種あり) 20万〜50万円 とても高い
スプリング式 バネの力でピストンを押し、空気を圧縮して発射 中程度 単発のみ 5万〜15万円 やや低い
ポンプ式 手動でポンプを繰り返して空気を圧縮 低〜中 単発のみ 3万〜8万円 低い
ガスカートリッジ式 CO2カートリッジのガス圧で発射 低い 連射可能 2万〜5万円 低い(標的射撃向き)

現在、狩猟用エアライフルの主流はプレチャージ式(PCP)です。威力が高く弾道が安定するため、50m以上の距離でも正確な射撃ができます。狩猟での実用性を考えると、プレチャージ式を選ぶのが最も確実な選択です。

口径の選び方

エアライフルの口径は主に4.5mm、5.5mm、6.35mmの3種類です。

口径 特徴 向いている獲物
4.5mm(.177) 弾道が平坦で精度が高い。威力はやや低め ヒヨドリ、スズメなどの小型鳥類、標的射撃
5.5mm(.22) 威力と精度のバランスが良い。最も汎用性が高い カモ類、キジ、キジバトなど中型鳥類
6.35mm(.25) 威力が高い。弾道のドロップが大きく、距離の読みが重要 カモ類、カラスなど。止め刺しにも使用

鳥猟メインなら5.5mmが最も無難です。カモやキジなど中型の鳥をメインに狙うなら十分な威力があり、弾代も比較的安価に抑えられます。

銃の価格帯と人気メーカー

狩猟用プレチャージ式エアライフルの価格帯は、新銃で20万〜50万円程度です。近年はトルコ製や中国製のモデルが10万〜20万円台で流通し始めており、精度面でも十分な性能を持つ機種が増えています。加えて、スコープ(照準器)に3万〜10万円、ハンドポンプまたはエアチャージャーに1万〜5万円が別途かかります。

銃を購入する際は、必ず銃砲店に相談しましょう。狩猟用途であること、想定する獲物、予算を伝えれば、適切な機種を提案してもらえます。中古銃も選択肢に入りますが、状態の見極めが難しいため、初心者は信頼できる銃砲店を通じて購入するのが安心です。

エアライフル猟を始めるまでの手順【5ステップ】

エアライフルで狩猟を行うためには、「銃砲所持許可」と「第二種銃猟免許」の2つが必要です。取得順序に法的な決まりはありませんが、銃砲所持許可の手続きのほうが時間がかかるため、先に進めるのが効率的です。全体の流れをステップごとに整理します。

Step 1: 猟銃等講習会(初心者講習)を受講する

まず住所地を管轄する警察署に「猟銃等講習会」の申し込みを行います。この講習会は銃の安全な取り扱いに関する座学で、最後に筆記試験(考査)があります。合格すると「講習修了証明書」が交付されます。

項目 詳細
申込先 住所地管轄の警察署(生活安全課)
費用 6,900円(2026年4月時点)
所要時間 約1日(座学+考査)
合格率 約70〜80%(都道府県により差あり)
有効期間 交付日から3年間

考査の出題範囲は銃刀法、火薬類取締法、鳥獣保護管理法が中心です。猟友会が主催する事前講習(予備講習)に参加すると、出題傾向がわかるため合格率が上がります。費用は都道府県により異なりますが、概ね1万円前後です。

銃の所持許可の手続き全体について詳しくは、猟銃所持許可の取得の流れで解説しています。

Step 2: 銃砲所持許可を申請する

講習修了証明書を取得したら、次は銃砲所持許可の申請です。エアライフル(空気銃)の場合、散弾銃と異なり射撃教習が免除されるため、講習会の合格後すぐに申請に進めます。

申請に必要な主な書類は以下のとおりです。

  • 銃砲所持許可申請書
  • 講習修了証明書
  • 医師の診断書(精神保健指定医または一定の要件を満たす医師によるもの)
  • 住民票の写し
  • 身分証明書(本籍地の市区町村が発行するもの)
  • 経歴書
  • 同居親族書
  • 写真2枚

申請後、警察による身辺調査が行われます。近隣住民への聞き込みや、勤務先への確認が含まれる場合もあります。審査期間は概ね1〜2か月ですが、地域や時期により異なります。

許可が下りたら、3か月以内に銃を購入して警察署で確認を受ける必要があります。

Step 3: 銃を購入し、確認を受ける

所持許可証を受け取ったら、許可証に記載された銃を銃砲店で購入します。購入後14日以内に管轄の警察署に銃を持参し、許可証と銃の照合確認を受けます。これで法的に銃を所持できる状態になります。

銃の保管は、自宅に設置したガンロッカー(鍵付きの金属製保管庫)で行います。ガンロッカーは事前に購入・設置しておく必要があり、警察が保管状況を確認に来ることもあります。弾(ペレット)の保管場所も別途確保してください。

Step 4: 第二種銃猟免許を取得する

銃の所持許可と並行して、または取得後に「第二種銃猟免許」の取得を進めます。第二種銃猟免許はエアライフル(空気銃)による狩猟に必要な免許で、都道府県が実施する狩猟免許試験に合格すると取得できます。

項目 詳細
試験内容 知識試験、適性試験、技能試験
申請手数料 5,200円(2026年4月時点)
試験回数 年2〜3回(都道府県により異なる)
合格率 約80〜90%
有効期間 3年間(更新可能)

知識試験は鳥獣保護管理法、猟具に関する知識、鳥獣の判別が出題されます。技能試験では空気銃の操作(分解・結合・装填など)と、鳥獣の絵を見て狩猟鳥獣かどうかを判別する試験があります。

猟友会が主催する事前講習を受けておくと、試験のポイントが絞れるため合格率が大幅に上がります。狩猟免許の取り方を詳しく解説した記事も参考にしてください。

Step 5: 狩猟者登録をして猟に出る

銃砲所持許可と第二種銃猟免許の両方が揃ったら、猟をしたい都道府県で「狩猟者登録」を行います。登録が完了すると、猟期(本州は11月15日〜2月15日、北海道は10月1日〜1月31日が基本)にフィールドで猟ができるようになります。

狩猟者登録に必要なもの:

  • 狩猟免許証の写し
  • 銃砲所持許可証の写し
  • 狩猟税(第二種銃猟の場合、都道府県民税として5,500円程度)
  • 狩猟者登録手数料(1,800円)
  • 3,000万円以上の損害賠償保険への加入証明

猟友会に入会すると、ハンター保険への加入手続きや狩猟者登録の取りまとめを代行してもらえるため、初めての登録はスムーズに進みます。

費用・コストの内訳|エアライフル猟はいくらで始められる?

エアライフル猟を始めるために必要な費用をすべて洗い出しました。散弾銃と比べて射撃教習費が不要な分、トータルの初期費用は抑えられます。

費用項目 金額の目安 備考
猟銃等講習会(初心者講習) 6,900円 警察署への申込時に納付
猟友会の事前講習(予備講習) 約10,000円 任意だが受講推奨
医師の診断書 約3,000〜5,000円 医療機関により異なる
銃砲所持許可申請手数料 10,500円 2026年4月時点
住民票・身分証明書など 約1,000円 各種書類の取得費用
エアライフル本体(プレチャージ式) 20万〜50万円 新銃の場合。中古なら10万〜30万円
スコープ(照準器) 3万〜10万円 狩猟用なら4万円前後が目安
ハンドポンプまたはエアチャージャー 1万〜5万円 ハンドポンプは安価だが体力が必要
ガンロッカー 1万〜3万円 銃の保管用。設置工事が必要な場合あり
狩猟免許試験の事前講習 約10,000円 猟友会主催。任意だが推奨
狩猟免許申請手数料 5,200円 第二種銃猟免許
狩猟者登録(税+手数料) 約7,300〜8,500円 都道府県により異なる
ハンター保険 約4,000〜5,000円 猟友会経由の団体加入が一般的

初期費用の合計は、銃をどの価格帯で選ぶかによって大きく変わりますが、おおよそ35万〜55万円が目安です。中古のエアライフルを選べば25万〜40万円程度に抑えることも可能です。

費用の詳細については、狩猟免許の費用合計を解説した記事もあわせてご確認ください。

ランニングコスト(年間維持費)

初期費用だけでなく、毎年かかる維持費も把握しておきましょう。

費用項目 金額の目安 頻度
ペレット(弾) 約2,000〜5,000円 年間(練習量による)
狩猟者登録(税+手数料) 約7,300〜8,500円 毎年
ハンター保険 約4,000〜5,000円 毎年
猟友会年会費 約8,000〜15,000円 毎年(地域により異なる)
銃砲所持許可更新 約6,000〜8,000円 3年ごと
狩猟免許更新 約2,900円 3年ごと

年間のランニングコストは約2万〜3万円程度です。散弾銃の場合、装弾代だけで年間数万円かかることもあるため、エアライフルのペレット代の安さは大きなメリットと言えます。

散弾銃猟との違い|エアライフルを選ぶメリットと注意点

エアライフルと散弾銃のどちらから始めるかは、狩猟の入口として多くの人が迷うポイントです。それぞれの特徴を比較表で整理します。

比較項目 エアライフル(空気銃) 散弾銃
取得に必要な手続き 初心者講習 → 所持許可申請 初心者講習 → 射撃教習 → 所持許可申請
射撃教習 不要 必要(費用約3万円)
必要な狩猟免許 第二種銃猟免許 第一種銃猟免許
初期費用(銃+付属品) 約25万〜55万円 約20万〜60万円
弾代(1発あたり) 約2〜5円(ペレット) 約30〜80円(装弾)
主な獲物 鳥類(カモ、キジ等) 鳥類+大型獣(シカ、イノシシ等)
発射音 小さい 大きい
反動 ほぼなし あり
射程距離 約30〜70m 約20〜50m(散弾)/ 100m以上(スラッグ)

エアライフルを選ぶメリット

1つ目は、手続きのハードルが低いことです。散弾銃に必要な射撃教習が免除されるため、所持許可取得までの期間が短く、費用も約3万円分少なくなります。

2つ目は、弾代の安さです。ペレット1発あたり約2〜5円と、散弾の装弾(1発30〜80円)の10分の1以下です。練習を重ねるほどこの差は大きくなります。

3つ目は、発射音が小さいことです。住宅地に近い里山や農地周辺での有害鳥獣駆除にも使いやすく、周囲への影響を最小限にできます。

エアライフルの注意点

一方で、エアライフルにはデメリットもあります。最も大きいのは、大型獣(シカ、イノシシ)を直接捕獲する猟には使えない点です。エアライフルの威力ではシカやイノシシを仕留めることが難しく、法的にも空気銃のみでの大物猟は現実的ではありません。将来的にシカ猟やイノシシ猟を視野に入れるなら、最初から散弾銃を選ぶという選択肢も検討する価値があります。

また、プレチャージ式エアライフルは空気の充填が必要です。フィールドではハンドポンプで充填するか、あらかじめスキューバタンクから充填しておく必要があり、準備に手間がかかります。

キャリアパスとしてのエアライフル猟

エアライフル猟は「銃を使った狩猟の入門」として位置づけられることが多い一方で、エアライフル一本で猟を続けているベテラン猟師も少なくありません。カモ猟やキジ猟のスペシャリストとして活動する道もあれば、数年後に散弾銃やライフル銃にステップアップする道もあります。

農林水産省の野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)によると、ジビエ食肉処理で得られた販売金額は合計約54億円に達し、そのうち食肉だけで約44億円を占めています(e-Stat 統計表ID: 0002119974)。ジビエ市場の拡大に伴い、猟師として活動する経済的な基盤は着実に広がっています。詳しい業界データは狩猟・ジビエ業界の統計まとめページで定期更新しています。

失敗しないためのコツ・注意点

エアライフル猟をスムーズに始めるために、多くの人がつまずくポイントと対策をまとめました。

よくある失敗 原因 対策
筆記考査(初心者講習)に不合格 銃刀法・鳥獣保護管理法の勉強不足 猟友会の事前講習を必ず受講する
所持許可の審査に時間がかかりすぎる 書類の不備、提出が遅い 警察署に事前相談し、書類リストを確認する
銃選びを間違える 情報不足のままネット通販で購入 必ず銃砲店で実物を見て相談する
猟期に間に合わない 手続きの所要時間を甘く見ていた 猟期(11月)の半年前(5月頃)には手続きを開始する
獲物を仕留められない 射撃練習が不足している 射撃場で最低50発は練習してからフィールドへ

手続き全体にかかる期間は、順調に進んで3〜6か月が目安です。猟期(11月15日〜)に間に合わせたい場合は、遅くとも5月〜6月には初心者講習の申し込みを済ませておくのが理想です。

実際にエアライフル猟を始めてみると…

エアライフル猟を始めた人が口をそろえて言うのは、「思ったより射撃の精度が重要」ということです。散弾銃は複数の弾が広がるため多少の照準のずれでも当たることがありますが、エアライフルは1発の弾を正確に当てる必要があります。そのため、猟に出る前の射撃場での練習が成果を大きく左右します。

現場では、獲物を見つけてから射撃姿勢をとるまでの時間が勝負になります。カモ猟であれば水面に浮かんでいる個体を狙うことが多いため、安定した射撃姿勢を確保するための三脚や射撃台を持参する猟師もいます。ヒヨドリなどの小型鳥類は動きが速く、木の枝に止まった一瞬を逃さない判断力と技術が求められます。

また、エアライフル猟は基本的に「単独忍び猟」のスタイルです。グループで行う巻き狩りと異なり、自分のペースで山や里を歩きながら獲物を探します。静かなフィールドで自然と向き合える時間は、エアライフル猟ならではの魅力と言えるでしょう。

装備面では、銃や弾以外に、迷彩服・双眼鏡・獲物を入れるゲームバッグが必要です。詳しい装備リストは狩猟装備の初心者向け一式リストでまとめています。

エアライフル猟に関するよくある質問

Q1: エアライフル猟に狩猟免許は必要ですか?

はい、必要です。エアライフル(空気銃)で狩猟を行うには「第二種銃猟免許」が必要です。加えて、銃を所持するための「銃砲所持許可」も別途取得する必要があります。2つの手続きは並行して進めることができます。

Q2: エアライフルの所持に年齢制限はありますか?

銃砲所持許可の取得には18歳以上であることが条件です(2026年4月時点、銃刀法に基づく)。ただし、ライフル銃は原則として散弾銃の所持歴10年以上が必要ですが、空気銃にはこの制限はありません。

Q3: 散弾銃とエアライフルの両方を持つことはできますか?

はい、可能です。それぞれについて銃砲所持許可を取得すれば、複数の銃を所持できます。エアライフルで狩猟を始め、経験を積んでから散弾銃を追加するという段階的なアプローチは多くの猟師が選ぶキャリアパスです。

Q4: エアライフル猟でシカやイノシシは獲れますか?

エアライフルの威力ではシカやイノシシなどの大型獣を安全かつ確実に仕留めることは困難です。法律上は禁止されていませんが、半矢(仕留めきれない状態)のリスクが高く、動物福祉の観点からも推奨されません。大型獣を狩猟したい場合は、散弾銃(スラッグ弾)やライフル銃の使用が一般的です。

Q5: エアライフルの射撃練習はどこでできますか?

各都道府県にある射撃場(クレー射撃場やライフル射撃場)で練習できます。エアライフル専用のレーンを設けている射撃場もあります。利用料は1回あたり1,000〜3,000円程度です。猟期前には定期的に通って腕を磨いておくことを強くおすすめします。

Q6: 中古のエアライフルを購入しても問題ありませんか?

法律上は問題ありません。ただし、中古銃は内部の状態が外見からわかりにくいため、信頼できる銃砲店を通じて購入するのが安全です。個人間の譲渡にも所持許可の手続きが必要で、銃砲店を仲介する形が一般的です。

Q7: 2026年の銃刀法改正はエアライフルに影響しますか?

2026年3月施行の改正銃刀法では、ハーフライフル銃がライフル銃として分類されることになりましたが、空気銃(エアライフル)の所持許可要件に大きな変更はありません。エアライフルは引き続き、散弾銃の所持歴がなくても所持許可を取得できます。

まとめ:エアライフル猟の始め方のポイント

  • エアライフル猟を始めるには「銃砲所持許可」と「第二種銃猟免許」の2つが必要
  • 散弾銃と異なり射撃教習が不要で、手続きのハードルが低い
  • 狩猟用にはプレチャージ式(PCP)が主流で、口径は5.5mmが汎用的
  • 初期費用は約35万〜55万円、年間維持費は約2万〜3万円
  • 猟期(11月)に間に合わせるなら5月頃から手続きを開始すべき
  • エアライフルは鳥類が主な対象。大型獣を狙うなら散弾銃やライフル銃が必要

まずは住所地の警察署に問い合わせて、猟銃等講習会の日程を確認するところから始めてみましょう。狩猟全般の入門情報は狩猟の始め方ガイドでも詳しくまとめています。

参考情報

  • 警視庁「猟銃・空気銃の所持許可申請」(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/)
  • 環境省「狩猟免許を取得する」(https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/license.html)
  • 大日本猟友会「銃砲所持許可の取得」(http://j-hunters.com/tobecome/permit.php)
  • 農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)(e-Stat 統計表ID: 0002119974)
  • 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000088/)



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