京都府で3例目の緊急銃猟|福知山市の2頭とわな拘束下での対応

京都府で3例目の緊急銃猟|福知山市の2頭とわな拘束下での対応 獣害対策

最終更新: 2026-11-04

2026年11月3日、京都府福知山市夷でツキノワグマ2頭が「緊急銃猟」により駆除されました。京都府内で緊急銃猟が実施されたのは、9月3日の舞鶴市、9月30日の綾部市に続いて3例目です。福知山市にとっては市内初の実施でした。今回は、わなに拘束された個体と、その近くに居残っていた別の個体という、これまでの2例とは異なる状況での対応でした。一次報道をもとに経緯を整理し、他2例と比較します。

何が起きたのか:通報から駆除までの経緯

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福知山市の発表および地元報道によると、11月3日午前6時40分ごろ、同市夷の住民から「わなにかかったクマがいる。付近で別のクマの鳴き声がする」と福知山署に通報がありました。わなの近くに別のクマが居座っていたことから、市は福知山署・京都府と協議のうえ午前10時44分に緊急銃猟の実施を宣言し、市の駆除隊員が対応しました。

時刻 出来事
午前6時40分ごろ 住民が「わなにかかったクマがいる、付近で別の鳴き声がする」と通報
(午前中) 市が福知山署・京都府と協議
午前10時44分 緊急銃猟の実施を宣言、市の駆除隊員が対応

駆除された2頭はいずれも体長74〜75センチ、体重14キロのオスのツキノワグマでした。人的被害はありませんでした。

他の自治体の事例と比べた対応の特徴

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緊急銃猟は、市町村長の判断により通常は銃猟が禁止されている住宅地等でも銃を使った捕獲ができる仕組みです。制度の4つの要件や全国での実施実績は緊急銃猟とは?4つの要件・市町村長の権限・施行1年で81件の実態と課題を解説で詳しく解説しています。京都府内の実施例を時系列で比べると、現場の状況と対応時間に違いが見えます。

自治体 発生日 クマの状況 通報・宣言から実施までの時間 頭数
舞鶴市(府内1例目) 2026年9月3日 住宅の軒下に居座り 通報17時10分ごろ〜実施23時ごろ(約5時間50分) 2頭(雌25kg・雄5kg)
綾部市(府内2例目) 2026年9月30日 空き家と空き家の間に居座り 通報16時25分ごろ〜殺処分18時45分(約2時間20分) 1頭(雄40kg)
福知山市(府内3例目) 2026年11月3日 わなに拘束+近くに別個体 通報6時40分ごろ〜宣言10時44分(約4時間) 2頭(いずれも雄14kg)

比較の単位はいずれも報道・自治体発表に基づく「通報の時刻」から「実施(宣言または殺処分)の時刻」までで、現場条件が異なる点には注意が必要です。福知山市のケースは、1頭が既にわなで身動きを取れない状態だった一方、もう1頭は自由に動ける状態で付近に居残っており、対応する側にとっては「拘束された個体」と「未拘束の個体」を同時に判断する必要があった点が、住宅地に居座った状態だった舞鶴市・綾部市とは異なります。

この3例だけで京都府内の対応傾向を一般化することはできませんが、いずれも通報から数時間以内に緊急銃猟の実施に至っており、住宅地や人の生活圏に近い場所でのクマの行動に対して、府内の自治体が同じ制度を使って対応する例が積み重なっている状況がうかがえます。

まとめ:福知山市のケースから読み取れること

  • 2026年11月3日、京都府福知山市でツキノワグマ2頭が緊急銃猟により駆除された。府内では舞鶴市・綾部市に続く3例目、市内では初の実施
  • わなに拘束された個体と、その近くに居残っていた未拘束の個体という、これまでの2例とは異なる状況での対応だった
  • 通報から宣言までは約4時間。舞鶴市(約5時間50分)・綾部市(約2時間20分)と比べても、現場条件によって対応時間に差がある
  • 緊急銃猟制度全体の仕組みや全国の実施件数は、制度解説の記事であわせて確認するとわかりやすい

クマ対応の批判・社会的反応についてはクマ駆除への批判はなぜ起こる?舞鶴市のカスハラ問題から考える、他地域の対応時間の比較は新潟県魚沼市でクマ緊急銃猟|目撃から駆除まで約4時間の経緯もあわせてご覧ください。狩猟・獣害対策の最新データは狩猟・ジビエ業界データまとめで定期更新しています。

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