全国ジビエフェアとは?開催期間・参加店舗・楽しみ方を徹底解説【2026年版】

全国ジビエフェアとは?開催期間・参加店舗・楽しみ方を徹底解説【2026年版】 ジビエ料理

最終更新: 2026-06-23

農林水産省の調査によると、2024年度のジビエ販売金額は54億1,800万円を記録し、過去最高を更新しました(農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査 令和6年度、e-Stat 統計表ID: 0002119974)。この成長を後押しする取り組みのひとつが、農林水産省が主催する「全国ジビエフェア」です。

「ジビエに興味はあるけど、どこで食べられるのかわからない」「初めてだから気軽に試せるお店を知りたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。全国ジビエフェアは、まさにそうした方のために毎年開催されている国内最大級のジビエイベントです。

この記事では、全国ジビエフェアの基本情報から最新の開催概要、参加店舗の探し方、ジビエ市場の背景データまでを詳しく解説します。まずフェアの概要を押さえたうえで、楽しみ方のコツ、各地のご当地フェア情報、飲食店向けの参加方法までお伝えします。

全国ジビエフェアとは?基本をわかりやすく解説

全国ジビエフェアは、農林水産省が主催し、「ジビエを食べたい、買いたい」という消費者の機運を高めるために毎年開催されているキャンペーン型イベントです。2018年12月に第1回が開催され、以降毎年秋冬シーズンに実施されています。

特定の会場で行われる「フェス」とは異なり、全国の飲食店や小売店、ECサイトが参加する分散型のフェアである点が特徴です。参加店舗は特設サイト上で一覧公開され、消費者は自分の住むエリアや好みのジャンルからジビエを提供するお店を検索できます。

項目 内容
正式名称 全国ジビエフェア
主催 農林水産省
事業実施主体 株式会社ぐるなび(令和7年度時点)
開始年 2018年(平成30年度)
開催時期 毎年11月1日〜翌年2月末(猟期に合わせた秋冬シーズン)
特設サイト gibier-fair.jp
コンセプト(令和7年度) 「その肉、ただの肉じゃない」
参加費用 消費者は無料(飲食代は各店舗の通常料金)

フェアの目的は、ジビエの消費拡大を全国的に促進することです。ジビエとは狩猟で捕獲した野生鳥獣の肉のことで、シカやイノシシが代表的な食材です。脂肪が少なく、鉄分やたんぱく質が豊富な「山の恵み」として近年注目を集めています。

全国ジビエフェアの開催概要【令和7年度の最新情報】

直近で開催された令和7年度(2025〜2026年)の全国ジビエフェアの概要をまとめます。

項目 詳細
開催期間 2025年11月1日(土)〜 2026年2月28日(土)
参加店舗数 1,874店舗(2025年12月17日時点)
参加業態 飲食店、ホテル・宿泊施設、小売店、ECサイト
対象エリア 全国47都道府県
コンセプト 「その肉、ただの肉じゃない」

令和7年度の参加店舗数は過去最多を更新しており、ジビエへの関心が年々高まっていることがわかります。

特設サイトでは以下の方法で参加店舗を探せます。

  • エリアから探す(都道府県別)
  • ジャンルから探す(フレンチ、イタリアン、和食、居酒屋、ラーメンなど)
  • テーマから探す(「ランチで楽しむジビエ」「おひとり様歓迎」「アウトドアで楽しむジビエ」など)
  • 「ジビエおすすめ診断」で好みに合ったお店を見つける

初めてジビエを食べる方でも、テーマ検索を使えば自分のスタイルに合った店舗を見つけやすい仕組みになっています。

ジビエ市場の成長データ|全国ジビエフェアが生まれた背景

全国ジビエフェアが毎年開催される背景には、ジビエ市場の着実な成長があります。農林水産省の野生鳥獣資源利用実態調査のデータを見ると、その動きがはっきりと読み取れます。

ジビエ利用量と販売金額の推移

年度 ジビエ利用量 販売金額 備考
2017年度 1,629トン 非公開 統計開始初期
2021年度 2,127トン 約41億円 コロナ禍からの回復期
2022年度 2,085トン 約49億円 外食需要の回復
2023年度 2,729トン 約54億円 過去最大の利用量
2024年度 2,678トン 54億1,800万円 販売金額が過去最高

出典: 農林水産省 野生鳥獣資源利用実態調査(各年度)

7年間で販売金額は約1.8倍に成長しました。2024年度は利用量こそ前年度比1.9%減の2,678トンとなりましたが、販売金額は過去最高の54億1,800万円を記録しています。

鳥獣種別の内訳

e-Stat(統計表ID: 0002119971)のデータによると、食肉処理施設への搬入重量の構成はシカが約79.3%、イノシシが約20.7%です。1頭あたりの平均体重はシカが46kg、イノシシが37kgとなっています(農林水産省 令和5年度調査)。

販売先の多様化

ジビエの販売先も多様化しています。農林水産省の令和5年度調査(e-Stat 統計表ID: 0002119996)によると、販売数量ベースでは外食産業が27.7%、卸売業者が31.4%、消費者への直接販売が13.1%を占めています。インターネット経由の直接販売も7.7%まで拡大しており、ジビエの通販で気軽に購入できる環境が整ってきています。

こうした市場拡大の受け皿として、全国ジビエフェアは消費者とジビエをつなぐ重要な役割を果たしているのです。

全国ジビエフェアの楽しみ方|初めてでも安心の5つのポイント

「ジビエは獣臭い」「調理が難しそう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし全国ジビエフェアの参加店舗はプロの料理人がジビエの持ち味を活かしたメニューを提供しており、初心者でも気負わず楽しめます。実際にフェア参加店舗を訪れると、ジビエを使ったハンバーグやカレー、パスタといった身近なメニューも多く、「思ったよりずっと食べやすい」という感想が大半です。

ポイント1: まずは身近なメニューから

初めてジビエを食べるなら、鹿肉のハンバーグやイノシシ肉のカレーなど加工度の高いメニューがおすすめです。独特の風味が穏やかに仕上がっているため、クセを感じにくい料理から入れます。

ポイント2: [ジビエの旬](https://kariudo.jp/gibier/gibier-seasonal-best-time/)を意識する

全国ジビエフェアが11月〜2月に開催されるのは、猟期と重なるためです。この時期のジビエは脂がのって風味が良く、状態の良い肉が出回ります。特に12月〜1月は鹿肉の旨みが増す時期として知られています。

ポイント3: ご当地フェアを狙う

全国フェアとは別に、各都道府県が独自に開催する「ご当地ジビエフェア」も見逃せません。地元で捕獲された鳥獣を地元の料理人が調理する、いわば「地産地消のジビエ体験」です。詳細は後述のご当地フェア一覧を参照してください。

ポイント4: [ジビエの種類](https://kariudo.jp/gibier/gibier-types-guide/)を知っておく

ジビエと一口に言っても、シカ、イノシシ、クマ、カモなど種類はさまざまです。それぞれ味わいや食感が異なるため、複数の種類を試してみると自分の好みが見つかります。フェアの特設サイトでは「鹿肉メニュー」「イノシシメニュー」など食材別の検索も可能です。

ポイント5: 持ち帰り・通販も活用する

フェア参加店舗には飲食店だけでなく、精肉店やECサイトも含まれます。お店で食べて気に入った食材を、おすすめのジビエ通販サイトから自宅で楽しむのもフェアならではの醍醐味です。ジビエのソーセージや缶詰、レトルト加工品など、初心者でも扱いやすい商品も充実しています。

ご当地ジビエフェア一覧|地域ならではのジビエを楽しむ

全国ジビエフェアの期間中は、各都道府県が独自の「ご当地ジビエフェア」を開催しています。令和7年度に開催された主なご当地フェアをまとめました。

地域 フェア名 開催期間 参加店舗数
京都府 第9回 森の京都ジビエフェア 2025年11月15日〜2026年2月15日 59店舗
富山県 とやまジビエフェア 2025年11月15日〜2026年2月28日 60店舗
和歌山県 わかやまジビエフェスタ2025-2026 2025年12月1日〜2026年2月28日 88店舗
石川県 いしかわジビエ料理フェア 2026年2月11日〜 非公開
千葉県 房総ジビエフェア2026 2026年冬季 非公開
岐阜県 ぎふジビエ×スピリットダイニング 2026 2026年3月1日 単日イベント
愛知県 愛知ジビエバル2026 2026年2月7日 単日イベント
福岡県 ふくおかジビエフェア 2025年11月〜2026年2月 非公開

ご当地フェアは地域の特色を反映した内容が魅力です。京都では京料理とジビエの融合メニュー、富山では地元で獲れたイノシシを使った伝統的な「ぼたん鍋」など、その土地ならではの味を体験できます。

旅行の計画にご当地ジビエフェアを組み込むと、観光と「食」の両方を楽しめるため、ジビエ未経験者の同行者にも好評です。最新の開催状況は全国ジビエフェアの特設サイトで確認できます。

飲食店・小売店がフェアに参加するには

全国ジビエフェアは、消費者だけでなく飲食店や小売店にとっても集客のチャンスです。参加を検討している事業者向けに、参加条件と手続きの流れをまとめます。

項目 内容
参加対象 ジビエメニューを提供する飲食店、ホテル、小売店、ECサイト
参加費用 無料
募集時期 毎年8月〜9月頃(令和7年度は2025年8月頃から募集開始)
申込先 ぐるなびの専用応募ページ
主な参加条件 国産ジビエ認証施設から仕入れたジビエ、または食品衛生法に基づく処理施設で処理されたジビエを使用すること

参加店舗には特設サイトへの掲載、全国ジビエフェアのロゴ使用権、ぐるなびによる販促支援などの特典があります。ジビエの衛生管理ガイドラインを遵守した食肉処理施設から仕入れることが求められるため、食の安全性が担保されている点も消費者にとって安心材料です。

ジビエは獣害対策で捕獲された野生鳥獣を食資源として活用するものであり、フェアに参加することは地域の獣害対策への貢献にもつながります。猟師から処理施設、飲食店、消費者へとつながるサプライチェーンの一翼を担う取り組みとして、参加を検討する価値は十分にあるでしょう。

全国ジビエフェアに関するよくある質問

Q1: 全国ジビエフェアはいつ開催されますか?

毎年11月1日から翌年2月末までの約4か月間が開催期間です。猟期(11月15日〜2月15日、北海道は10月1日〜1月31日)と重なる時期に設定されており、旬のジビエが楽しめます。2018年度の初開催以来、毎年継続して実施されています。

Q2: 参加費用はかかりますか?

消費者の参加費用は無料です。特設サイトで参加店舗を検索し、通常の飲食店と同じようにお店を訪問して食事をするスタイルです。飲食代は各店舗の通常料金が適用されます。飲食店側の参加費用も無料です。

Q3: ジビエは衛生面で安全ですか?

全国ジビエフェアの参加店舗は、食品衛生法に基づく処理施設で適切に処理されたジビエを使用しています。2018年に農林水産省が「国産ジビエ認証制度」を創設し、衛生管理の基準を定めています。参加店舗には[衛生管理ガイドライン](https://kariudo.jp/gibier/gibier-hygiene-management-guideline/)に基づく仕入れが求められるため、安心して楽しめます。

Q4: ジビエ初心者におすすめのメニューは?

鹿肉のハンバーグやローストがおすすめです。加工度が高いメニューはジビエ特有の風味が穏やかに仕上がっており、食べやすい特徴があります。イノシシ肉のカレーやラーメン、ジビエソーセージなども初心者に人気です。フェアの特設サイトにある「ジビエおすすめ診断」機能も活用してみてください。

Q5: フェア期間外でもジビエは食べられますか?

フェア期間外でも、通年でジビエを提供している飲食店は全国にあります。また、冷凍ジビエを扱う通販サイトでは季節を問わず購入可能です。ただし、味のピークは猟期と重なる11月〜2月です。[ジビエの旬](https://kariudo.jp/gibier/gibier-seasonal-best-time/)については、季節ごとの特徴をまとめた記事が参考になります。

Q6: 自分のお店をフェアに参加させるにはどうすればよいですか?

毎年8月〜9月頃に参加店舗の募集が開始されます。ぐるなびの参加店舗専用ページから申し込みが可能です。参加費用は無料で、国産ジビエ認証施設または食品衛生法に基づく処理施設から仕入れたジビエを使用していることが条件です。

Q7: 全国ジビエフェアと「ジビエト」の違いは何ですか?

全国ジビエフェアは農林水産省が主催する秋冬限定のキャンペーンイベントです。一方、「ジビエト」は農林水産省のジビエポータルサイトで、通年でジビエに関する情報を発信しています。フェア期間中はジビエトからも全国ジビエフェアの情報にアクセスできます。

まとめ:全国ジビエフェアを活用してジビエの世界を広げよう

全国ジビエフェアのポイントを整理します。

  • 農林水産省が主催する国内最大級のジビエイベントで、2018年から毎年開催
  • 開催期間は毎年11月1日〜翌年2月末の約4か月間
  • 令和7年度は全国1,874店舗が参加し、過去最多を更新
  • 特設サイトからエリア・ジャンル・テーマ別にお店を検索できる
  • 各都道府県の「ご当地ジビエフェア」で地域色豊かなジビエも楽しめる
  • ジビエ販売金額は2024年度に54億1,800万円と過去最高を記録

ジビエに興味を持ったら、まずは次回の全国ジビエフェア(例年11月1日開始)の特設サイトをチェックしてみましょう。お住まいの地域で参加しているお店がきっと見つかります。

ジビエの基礎知識を押さえたい方は「ジビエの種類ガイド」、自宅で試してみたい方は「ジビエの通販おすすめサイト」もあわせてご覧ください。

参考情報

  • 農林水産省「令和7年度 全国ジビエフェア 開催について」(農林水産省プレスリリース 2025年10月31日)
  • 農林水産省「野生鳥獣資源利用実態調査(令和6年度)」(e-Stat 統計表ID: 0002119974)
  • 農林水産省「野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)」(e-Stat 統計表ID: 0002119971, 0002119996)
  • 全国ジビエフェア 特設サイト(gibier-fair.jp)
  • 株式会社ぐるなび「令和7年度 全国ジビエフェア 参加店舗募集」プレスリリース(2025年8月)
  • 日本経済新聞「ジビエ販売7年で1.8倍 低脂質の健康食材、獣害対策にも」(2024年11月)
  • 日本農業新聞「ジビエ利用量過去最大 23年度、外食好調で3割増」(2024年10月)



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