猟師の副業年収はいくら?年次別シミュレーションと収入源を徹底解説

猟師の副業年収はいくら?年次別シミュレーションと収入源を徹底解説 猟師の暮らし

最終更新: 2026-06-25

農林水産省の野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)によると、全国のジビエ食肉処理施設で得られた販売金額は合計約54億円。1施設あたりの平均は約701万円にのぼる(e-Stat 統計表ID: 0002119974)。「副業で猟師をやったら、実際にどれくらい稼げるのだろう」「初年度は赤字になるって本当?」と気になっている方は少なくないはずです。

結論から言えば、副業猟師の年収は0円から100万円超まで幅があり、始め方・地域・取り組み方によって大きく変わります。この記事では、副業猟師の5つの収入源とそれぞれの金額目安を示したうえで、わな猟・銃猟それぞれの年次別シミュレーションで「手元に残るリアルな金額」を計算します。さらに確定申告のルールや年収アップ戦略まで解説するので、副業としての狩猟を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

  1. 副業猟師の年収とは?全体像を押さえよう
  2. 副業猟師の5つの収入源と金額目安
    1. 1. 有害鳥獣駆除の報奨金
    2. 2. ジビエ肉の販売
    3. 3. 有害鳥獣駆除の日当
    4. 4. 皮革・角製品の販売
    5. 5. 狩猟関連の講師・ライター業
  3. 【独自試算】副業猟師の年次別シミュレーション
    1. わな猟(低コスト型)の年次別シミュレーション
    2. 銃猟(第一種銃猟)の年次別シミュレーション
  4. 副業猟師の初期費用と年間ランニングコスト
    1. 初期費用の内訳
    2. 年間ランニングコスト
  5. 確定申告と税金で知っておくべき3つのポイント
    1. ポイント1:年間所得20万円を超えたら確定申告が必要
    2. ポイント2:「雑所得」と「事業所得」の違いを把握する
    3. ポイント3:経費に計上できるもの
  6. 副業猟師の年収を上げるための3つの戦略
    1. 戦略1:わな猟と銃猟の二刀流で捕獲効率を高める
    2. 戦略2:ジビエ販売ルートを複数持つ
    3. 戦略3:報奨金の高い自治体で活動する
  7. 現場の声:副業猟師3年目のリアルな収支
  8. 猟師の副業年収に関するよくある質問
    1. Q1: 副業猟師の年収はいくらが現実的ですか?
    2. Q2: わな猟と銃猟、副業で稼ぎやすいのはどちらですか?
    3. Q3: 確定申告はいつから必要ですか?
    4. Q4: 猟期以外も収入を得られますか?
    5. Q5: 会社員でも猟師の副業はできますか?会社にバレませんか?
    6. Q6: 補助金や支援制度で初期費用を抑えられますか?
  9. まとめ:副業猟師の年収は3年目で大きく伸びる
  10. 参考情報

副業猟師の年収とは?全体像を押さえよう

副業猟師の年収を考える前に、そもそも「猟師の収入」がどのような構造になっているかを押さえておきましょう。会社員の給与とは異なり、猟師の収入は複数の収入源を組み合わせて成り立っています。

副業猟師の場合、本業がある平日は猟に出られないため、活動は週末・祝日が中心です。猟期(11月15日~2月15日、北海道は10月1日~1月31日)だけでなく、有害鳥獣捕獲の許可を受ければ年間を通じて活動できます。

項目 副業猟師の場合
活動日数 年間50~80日(週末+祝日中心)
主な活動内容 有害鳥獣駆除への参加、猟期の自己猟
収入の柱 報奨金+ジビエ販売+日当
年収の目安 10万~100万円超(取り組み方による)
確定申告の要否 年間所得20万円超で必要

ここで注目したいのは、副業猟師の年収は「経験年数」によって大きく変動する点です。1年目は免許取得費用や装備購入で初期投資がかさむ一方、2年目以降は経験の蓄積で捕獲頭数が増えていきます。詳しくは後述する「年次別シミュレーション」で具体的な数字を見ていきましょう。

なお、猟師の年収リアル事情では専業猟師も含めた全体像を解説しているので、あわせて参考にしてください。

副業猟師の5つの収入源と金額目安

副業猟師が収入を得るルートは、大きく分けて5つあります。それぞれの金額目安と難易度を整理しました。

1. 有害鳥獣駆除の報奨金

もっとも手堅い収入源が、自治体から支払われる有害鳥獣駆除の報奨金です。国の交付金として1頭あたりイノシシ・シカ・ニホンザルで8,000円が支給され、これに都道府県・市町村が上乗せします。

対象動物 国の交付金 自治体上乗せ後の相場
シカ 8,000円 13,000~18,000円
イノシシ 8,000円 13,000~20,000円
ニホンザル 8,000円 13,000~23,000円
クマ(春グマ駆除・北海道) 最大120,000円

ジビエ処理施設に搬入すると9,000円、焼却処分なら8,000円、埋設なら7,000円と、処理方法によって金額が変わる自治体もあります。報奨金の詳細は有害鳥獣駆除の報奨金はいくら?で動物別に解説しています。

2. ジビエ肉の販売

捕獲した獲物を食肉として販売すれば、報奨金に加えて売上を得られます。農林水産省の調査(令和5年度)によると、ジビエの販売先は卸売業者(31.4%)と外食産業(27.7%)が全体の約6割を占めています(e-Stat 統計表ID: 0002119996)。

注目すべきは消費者への直接販売が全体の13.1%を占め、そのうちインターネット経由の販売が7.7%(約11万2千kg)ある点です。副業猟師にとって、ネット販売は自分のペースで取り組めるため相性のよい販路といえます。

ただし、個人でジビエを販売するには食肉処理業の許可を取得するか、認可を受けた処理施設に搬入する必要があります。この点についてはジビエ販売の許可で詳しく解説しています。

部位 キロ単価(目安) 1頭あたりの可食部重量
シカのロース・モモ 2,500~4,000円/kg 約15~20kg
イノシシのロース・バラ 3,000~5,000円/kg 約10~15kg
シカのペットフード用 1,000~2,000円/kg 端材含め10kg前後

3. 有害鳥獣駆除の日当

有害鳥獣駆除に参加すると、報奨金とは別に自治体から日当が支払われる場合があります。金額は自治体によって異なりますが、1日あたり3,000~8,000円が相場です。

出猟しても捕獲できなかった日でも日当が支払われる点が、報奨金との大きな違いです。ベテラン猟師のもとで経験を積む「見習い期間」にも収入が得られるため、初年度の副業猟師にとってはありがたい制度です。

4. 皮革・角製品の販売

シカの皮や鹿角も収入源になります。農林水産省の調査では、ジビエ食肉処理施設の販売金額のうち、皮革が0.3%、鹿角製品(鹿茸等)が1.7%を占めています(e-Stat 統計表ID: 0002119974)。割合は小さいものの、鹿角はアクセサリーやペット用おもちゃとして1本500~3,000円で売れるケースがあり、副収入として積み重なります。

5. 狩猟関連の講師・ライター業

経験を重ねた副業猟師のなかには、狩猟免許取得の講師やメディアへの寄稿で収入を得ている人もいます。1回の講習会講師料は5,000~20,000円、ライター執筆料は1記事5,000~30,000円が目安です。こうした「知識の販売」は猟期外にも取り組めるため、年間を通じた収入の安定化に貢献します。

収入源 金額目安(年間) 難易度 副業との相性
報奨金 5万~50万円 低~中 非常に良い
ジビエ販売 5万~60万円 中~高 販路次第
日当 3万~15万円 良い
皮革・角 1万~10万円 良い
講師・ライター 3万~20万円 非常に良い

【独自試算】副業猟師の年次別シミュレーション

「で、結局いくら手元に残るの?」という疑問に答えるため、わな猟と銃猟それぞれで1年目から3年目までの収支シミュレーションを作成しました。以下の前提条件に基づいて計算しています。

前提条件:

  • 活動日数は週末中心で年間60日
  • 有害鳥獣駆除に年間通じて参加
  • 地域はシカ・イノシシの被害が多い中部山岳地帯を想定
  • 報奨金はシカ1頭15,000円、イノシシ1頭18,000円で計算

わな猟(低コスト型)の年次別シミュレーション

項目 1年目 2年目 3年目以降
捕獲頭数(シカ) 5頭 15頭 25頭
捕獲頭数(イノシシ) 2頭 5頭 10頭
報奨金収入 111,000円 315,000円 555,000円
ジビエ販売収入 0円 100,000円 300,000円
日当収入 60,000円 80,000円 100,000円
皮革・角の販売 0円 15,000円 40,000円
収入合計 171,000円 510,000円 995,000円
初期費用(免許・登録・罠) -120,000円
年間ランニング費用 -55,000円 -60,000円 -65,000円
交通費・消耗品 -40,000円 -50,000円 -60,000円
費用合計 -215,000円 -110,000円 -125,000円
手取り年収(税引前) -44,000円 400,000円 870,000円

1年目は初期費用がかさむため赤字になるケースが多いのが現実です。しかし2年目以降は罠の設置ノウハウが蓄積されて捕獲効率が上がるため、黒字に転じます。3年目以降はジビエ販売ルートも確立し、年収80万円台も十分に射程圏内です。

実際にわな猟を副業で始めた猟師のなかには、3年目でくくり罠30基を運用し、シカ30頭・イノシシ15頭を捕獲して年間100万円を超える収入を得ている事例もあります。

銃猟(第一種銃猟)の年次別シミュレーション

項目 1年目 2年目 3年目以降
捕獲頭数(シカ) 3頭 10頭 20頭
捕獲頭数(イノシシ) 1頭 3頭 8頭
報奨金収入 63,000円 204,000円 444,000円
ジビエ販売収入 0円 80,000円 250,000円
日当収入 60,000円 80,000円 100,000円
皮革・角の販売 0円 10,000円 30,000円
収入合計 123,000円 374,000円 824,000円
初期費用(免許・銃・ガンロッカー) -300,000円
年間ランニング費用 -70,000円 -75,000円 -80,000円
弾代・射撃練習 -40,000円 -50,000円 -50,000円
交通費・消耗品 -40,000円 -50,000円 -60,000円
費用合計 -450,000円 -175,000円 -190,000円
手取り年収(税引前) -327,000円 199,000円 634,000円

銃猟は初年度の赤字幅が大きい点が特徴です。散弾銃の購入(10万~30万円)とガンロッカーの設置(3万~5万円)が重くのしかかります。ただし、銃猟は巻き狩りへの参加で効率的に捕獲頭数を伸ばせるため、2年目から黒字化し、3年目以降は年収60万円台が見込めます。

コストを抑えたい方には、初期投資の少ないわな猟から始めて、経験を積んでから銃猟免許を追加取得するルートがおすすめです。狩猟免許の費用については狩猟免許の費用で種別ごとに比較しています。

副業猟師の初期費用と年間ランニングコスト

年次別シミュレーションで使った費用の内訳を、より詳しく見ていきましょう。

初期費用の内訳

費目 わな猟 第一種銃猟
狩猟免許の取得費用 約10,000~15,000円 約10,000~15,000円
猟銃所持許可手続き 約30,000~40,000円
銃本体(散弾銃) 100,000~300,000円
ガンロッカー 30,000~50,000円
猟具(くくり罠10基) 20,000~30,000円
狩猟者登録 約20,000~55,000円 約20,000~55,000円
保険料 約5,000~10,000円 約5,000~10,000円
装備品(ナイフ・長靴・ウェア) 30,000~50,000円 30,000~50,000円
合計 約85,000~160,000円 約225,000~520,000円

最近では新規狩猟者の初期費用を支援する自治体も増えています。2026年6月には福島県郡山市が年齢制限を撤廃し、銃やわなの購入費用を上限10万円まで補助する制度の拡充を決定しました。こうした自治体の支援制度を活用すれば、初期費用を大幅に抑えられます。

年間ランニングコスト

費目 わな猟 銃猟
狩猟者登録・狩猟税 25,000~55,000円 25,000~55,000円
保険更新 5,000~10,000円 5,000~10,000円
猟具の補修・補充 5,000~10,000円
弾代・射撃練習 20,000~50,000円
ガソリン代 10,000~30,000円 10,000~30,000円
消耗品(餌・手袋・止め刺し用具) 10,000~20,000円 5,000~10,000円
合計 55,000~125,000円 65,000~155,000円

確定申告と税金で知っておくべき3つのポイント

副業で猟師の収入が発生した場合、確定申告や税金の扱いで注意が必要です。

ポイント1:年間所得20万円を超えたら確定申告が必要

会社員が副業として狩猟収入を得た場合、その所得(収入から経費を引いた金額)が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要です。報奨金・ジビエ販売・日当のすべてを合算して計算します。

ここで注意したいのは、所得税の確定申告が不要でも住民税の申告は必要という点です。所得が20万円以下だからと何もしないと、住民税の申告漏れになる可能性があります。お住まいの市区町村に住民税の申告書を提出するか、確定申告を行いましょう。

ポイント2:「雑所得」と「事業所得」の違いを把握する

副業としての狩猟収入は、一般的に「雑所得」に分類されます。ただし、継続的に相当の収入を得ており、帳簿をつけて保存している場合は「事業所得」として申告できる可能性があります。事業所得であれば青色申告特別控除(最大65万円)を受けられるため、節税メリットが大きくなります。

区分 雑所得 事業所得
対象 副業的・不定期な収入 業として継続的に活動
青色申告控除 なし 最大65万円
損益通算 不可 本業の給与所得と通算可能
記帳義務 なし(推奨) あり

ポイント3:経費に計上できるもの

狩猟にかかった費用は、収入から差し引いて所得を計算できます。

経費として認められるもの:

  • 猟具の購入・修理費(罠、弾、ナイフなど)
  • 狩猟者登録費・狩猟税
  • 保険料
  • 交通費(ガソリン代、高速道路料金)
  • 車両の減価償却費(猟に使う割合分)
  • 通信費(猟仲間との連絡費用の業務割合分)
  • 被服費(狩猟専用の長靴・ウェア)

確定申告が必要かどうかの判断や、雑所得・事業所得の分類については、管轄の税務署に相談することをおすすめします。

副業猟師の年収を上げるための3つの戦略

年次別シミュレーションで見たとおり、3年目以降の年収は取り組み方で大きく変わります。収入を伸ばすための具体的な戦略を紹介します。

戦略1:わな猟と銃猟の二刀流で捕獲効率を高める

わな猟免許と第一種銃猟免許の両方を持てば、罠での通年捕獲と猟期中の巻き狩り参加を組み合わせられます。罠は設置しておけば平日も稼働するため、副業猟師との相性が抜群です。週末に罠の見回りと止め刺しを行い、猟期には銃で巻き狩りに参加するスタイルで、年間の捕獲頭数を大幅に増やせます。

戦略2:ジビエ販売ルートを複数持つ

報奨金だけに頼ると年収に天井が生まれます。捕獲した獲物を食肉として販売することで収入を2倍以上に伸ばすことが可能です。

農林水産省の調査によると、ジビエの販売先は多様化が進んでおり、インターネット経由の消費者直接販売が全体の7.7%を占めています(e-Stat 統計表ID: 0002119996)。具体的な販路としては、以下のようなものがあります。

  • 認可を受けた食肉処理施設への搬入(もっとも手軽)
  • 地元の飲食店・旅館への直接卸し
  • ネット通販(ふるさと納税の返礼品としての出品も)
  • ペットフード用の端材販売

特にペットフード用のシカ肉は需要が伸びており、食肉処理施設の販売金額のうちペットフード向けが16.4%を占めています(e-Stat 統計表ID: 0002119974)。可食部以外の端材も無駄なく収益化できる販路として注目されています。

戦略3:報奨金の高い自治体で活動する

同じ1頭を捕獲しても、自治体によって報奨金は数倍の差があります。シカの報奨金は全国で7倍以上の開きがあるとされており、活動エリアの選択が年収に直結します。

都市部に住みながら週末だけ隣接する猟場に通う「通い猟師」スタイルの場合、交通費とのバランスを見ながら報奨金の高い自治体を選ぶのが合理的です。自治体によっては移住支援と組み合わせた猟師支援制度を設けているケースもあります。

なお、一次産業で副業収入を得る選択肢は狩猟だけではありません。漁業も同様に副業として注目されており、業界の年収事情については水産業界ランキング(水産ナビ)が参考になります。

現場の声:副業猟師3年目のリアルな収支

実際に会社員をしながら週末に狩猟をしている猟師は、どのような収支で活動しているのでしょうか。

副業猟師として活動する方のなかには、わな猟を中心に月2~3回のペースで猟場に通い、年間20~30頭のシカを捕獲している人がいます。報奨金と処理施設への搬入手数料で年間40~60万円、そこにペットフード用端材の販売を加えて年間70~80万円の副業収入を得ているケースが報告されています。

一方で、「1年目は罠の設置場所がわからず、半年間で2頭しか獲れなかった」という声も少なくありません。地元の猟友会に所属して先輩猟師から獣道の見極め方を教わることで、2年目から捕獲頭数が一気に増えるパターンが一般的です。

副業として狩猟を始められるかどうかについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、これから始めようと考えている方はあわせてご覧ください。

猟師の副業年収に関するよくある質問

Q1: 副業猟師の年収はいくらが現実的ですか?

初年度は初期費用がかさむため赤字から数万円の黒字が一般的です。2年目以降は20~50万円、経験を積んだ3年目以降は50~100万円が現実的なラインです。ジビエ販売ルートを持っているかどうかで金額は大きく変わります。

Q2: わな猟と銃猟、副業で稼ぎやすいのはどちらですか?

初期投資の少なさと通年での捕獲が可能な点から、わな猟のほうが副業には向いています。わな猟の初期費用は約8~16万円であるのに対し、銃猟は約22~52万円かかります。ただし、両方の免許を取得して組み合わせると捕獲効率が飛躍的に上がります。

Q3: 確定申告はいつから必要ですか?

会社員の場合、副業としての狩猟所得(収入から経費を差し引いた金額)が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。報奨金・ジビエ販売・日当などすべての収入を合算し、猟具購入費や交通費などの経費を差し引いて計算します。

Q4: 猟期以外も収入を得られますか?

はい。有害鳥獣捕獲の許可を受ければ、猟期外でも捕獲活動が可能です。実際、副業猟師の収入の多くは猟期外の有害鳥獣駆除から得られています。特にわな猟は猟期外にも罠を設置して通年で捕獲できるため、年間を通じた収入確保に適しています。

Q5: 会社員でも猟師の副業はできますか?会社にバレませんか?

法律上、会社員が狩猟を副業にすることに制限はありません。ただし、会社の就業規則で副業が禁止されている場合は確認が必要です。住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」にすることで、副業収入が会社に伝わるリスクを軽減できます。なお、[公務員が副業で猟師をできるか](https://kariudo.jp/hunting/civil-servant-hunter-side-job/)については別記事で詳しく解説しています。

Q6: 補助金や支援制度で初期費用を抑えられますか?

多くの自治体が新規狩猟者向けの補助金を設けています。2026年6月時点では、福島県郡山市が銃やわなの購入費用を上限10万円まで補助する制度を拡充しました。長野県でも狩猟免許取得への関心が高まっており、各地で支援制度の拡充が進んでいます。お住まいの自治体のホームページや、都道府県の鳥獣対策担当課に問い合わせてみてください。

まとめ:副業猟師の年収は3年目で大きく伸びる

この記事のポイントを整理します。

  • 副業猟師の年収は1年目が赤字~数万円、2年目が20~50万円、3年目以降が50~100万円が現実的な目安
  • 5つの収入源(報奨金・ジビエ販売・日当・皮革/角・講師/ライター)を組み合わせることで年収は伸びる
  • わな猟のほうが初期費用が低く、副業との相性がよい
  • 3年目以降はジビエ販売ルートの確立が年収アップの鍵
  • 年間所得20万円を超えたら確定申告が必要(雑所得 or 事業所得)
  • 自治体の補助金を活用すれば初期費用を大幅に軽減できる

まずは狩猟免許の取り方を確認し、わな猟免許の取得から始めてみましょう。業界の最新統計データは狩猟・ジビエ業界の統計まとめで定期更新しています。

参考情報

  • 農林水産省「野生鳥獣資源利用実態調査(令和5年度)」(e-Stat 統計表ID: 0002119974, 0002119996)
  • 環境省「捕獲数及び被害等の状況」(https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs4/index.html)
  • 農林水産省「鳥獣被害防止対策関連予算」(https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/yosan/yosan.html)
  • 福島民報「新規狩猟者の初期費用支援 年齢制限撤廃で強化」(2026年6月24日)
  • 大日本猟友会「狩猟者数の推移」(http://j-hunters.com/info/suii.php)



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