猟師の免許は何歳から?銃猟20歳・わな猟18歳の年齢条件と上限

猟師の免許は何歳から?銃猟20歳・わな猟18歳の年齢条件と上限 狩猟入門

最終更新: 2026-09-24

結論から言うと、狩猟免許の受験に必要な年齢は「第一種・第二種銃猟免許は20歳以上」「網猟免許・わな猟免許は18歳以上」です。この年齢条件は鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)に基づくもので、2026年時点でも変わっていません。一方で「上限年齢」については法律上の明記がなく、年齢を理由に受験自体を断られることはありません。この記事では、免許ごとの年齢条件、18歳に引き下げられた経緯、未成年が取得する際の注意点、高齢になってから取得・更新する際に確認すべきことを整理します。

狩猟免許の年齢条件一覧

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免許の種類によって、受験できる年齢が異なります。

免許の種類 受験できる年齢 根拠
第一種銃猟免許 満20歳以上 鳥獣保護管理法第40条・同法施行規則
第二種銃猟免許 満20歳以上 鳥獣保護管理法第40条・同法施行規則
網猟免許 満18歳以上 鳥獣保護管理法第40条・同法施行規則(2015年改正)
わな猟免許 満18歳以上 鳥獣保護管理法第40条・同法施行規則(2015年改正)

環境省の案内でも、網猟免許・わな猟免許は18歳以上、銃猟免許(第一種・第二種)は20歳以上と整理されています。都道府県の猟友会・環境部局の案内でも同じ基準が使われており、2026年度の狩猟免許試験でもこの年齢条件に変更はありません。

なお、この年齢は「試験を受けられる年齢」であり、免許取得後に鳥獣を捕獲するには別途「狩猟者登録」が必要です。狩猟者登録の手続きについては「狩猟者登録の手続きガイド」で解説しています。

なぜ18歳と20歳で分かれているのか:2015年の法改正

網猟免許・わな猟免許の受験年齢は、もともと銃猟免許と同じ20歳以上でした。これが平成27年(2015年)5月29日施行の鳥獣保護管理法改正で18歳以上に引き下げられています。環境省の報道発表資料によると、この改正は狩猟者の減少・高齢化が進むなかで、捕獲の担い手を早期に育成する狙いがあったとされています。銃を扱わない網猟・わな猟は、銃刀法上の所持許可が不要なため、銃猟免許より先に年齢条件が緩和された形です。銃猟免許(第一種・第二種)は銃刀法に基づく所持許可と密接に関わるため、20歳以上という条件が維持されています。

この改正により、満18歳に達していれば高校3年生でも網猟・わな猟免許を受験できるようになりました。ただし、これは「受験資格がある」ということであり、実際に取得している高校生の人数や割合を示す公的な統計は確認できませんでした。狩猟者全体の高齢化の実態については「猟師の高齢化問題とは?現状データと若手参入のチャンス」で詳しく解説しています。

未成年(18歳)が受験・取得する際の注意点

18歳・19歳で網猟免許やわな猟免許を受験する場合、次の点を確認しておく必要があります。

確認事項 内容
保護者の同意 都道府県によって、未成年者の受験時に保護者の同意書提出を求められる場合がある。事前に受験先の担当窓口に確認する
狩猟者登録 免許取得後、実際に狩猟をするには都道府県ごとの狩猟者登録(登録料・狩猟税の納付)が別途必要
保険加入 未成年でも狩猟事故に備えた保険への加入が推奨される。詳細は「[狩猟保険おすすめ4選](https://kariudo.jp/hunting/hunting-insurance-recommendation/)」を参照
学業との両立 講習会・試験・実猟の日程は平日開催の都道府県もあるため、学校の予定と調整が必要

未成年が銃猟免許を取得することはできません(20歳未満は受験資格自体がない)。銃を扱わずに狩猟を始めたい18歳・19歳の場合、網猟またはわな猟から始める選択肢が現実的です。

上限年齢はある?高齢になってからの取得・更新で確認すべきこと

狩猟免許の受験・更新について、法律上の上限年齢を定めた規定は確認できませんでした。実際に、大日本猟友会によると狩猟者登録者のうち60歳以上の割合は高く、高齢での取得・更新も珍しくありません。ただし、年齢そのものではなく「適性試験」に合格できるかどうかが条件になります。適性試験では視力・聴力・運動能力の基準を満たす必要があり、銃猟免許は両眼0.7以上(各眼0.3以上)、網猟・わな猟免許は両眼0.5以上といった基準が設けられています。視力基準の詳細や矯正視力・片眼が悪い場合の扱いは「狩猟免許の視力基準|わな猟0.5・銃猟0.7の違いと片眼が悪い場合」で解説しています。

免許は3年ごとの更新が必要で、更新時にも適性試験に相当する確認が行われます。年齢を重ねてからの更新に不安がある場合は、更新前に眼科での視力確認をしておくと安心です。

まとめ:猟師の免許の年齢条件

  • 第一種・第二種銃猟免許は20歳以上、網猟・わな猟免許は18歳以上で受験できる
  • 網猟・わな猟の年齢条件は2015年の法改正で20歳から18歳に引き下げられた
  • 上限年齢の規定はなく、年齢よりも適性試験(視力・聴力・運動能力)の基準を満たせるかが条件になる
  • 未成年で取得する場合は保護者の同意や狩猟者登録の手続きを事前に確認しておく

免許の種類ごとの費用や難易度を比較したい方は「猟師に必要な資格6種|費用・難易度・取得順を一覧表で徹底比較」もあわせてご覧ください。

参考情報

  • 環境省「狩猟免許を取得する」(https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort8/hunter/license.html)確認日: 2026-09-24
  • 環境省「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律の施行について」(https://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-2/index.html)確認日: 2026-09-24、対象時点: 平成27年5月29日施行分
  • 東京都環境局「狩猟免許試験について」(https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/birds/hunting_license/test)確認日: 2026-09-24



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